内容説明
むかしむかし、あたまはひとりぼっちでした。あたまには足も腕も胴体もなく、ごろごろ転がってうごくしかありません。そんなある日、あたまは腕や胴体、足と出会い、みんなで一つになることに。さて、お互いどうやってくっついたらいいのでしょう?「これでどう?」「それとも、こうかな?」みんながうまくくっついたら…ほーら、これでいい!みんなで力を合わせたら…、ほら!母から子へ、大切に語り伝えてきた物語。アフリカの絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
19
無駄な人はいないはず。ただし、適材適所が大事。2021/09/26
遠い日
19
リベリア民話。人が人として出来上がっていくようすを、ユーモラスに。苦難の道を歩んだリベリアの国、人々の大らかな感性を感じる。絵の由来、リベリアという国の歴史に触れたあとがきが、いい。2023/10/22
ヒラP@ehon.gohon
16
発想がとっぴすぎて、ちょっと近寄りがたいお話ですが、リベリアの民話だということで、改めてその風土を感じました。 奴隷狩りの対象国、様々な種族が住んでいる国では、助け合うと言うことと、身を守ることが、何よりも必要だったのでしょう。 決してふざけた気持ちで産まれた民話ではないと思います。2019/12/11
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
むかしむかし、あたまはひとつでした…。身体の部位がバラバラに出会い、上手くくっついてひとつになるというアフリカの絵本。2020/04/23
つき
10
【再読】リベリアの昔話。 体のそれぞれの部分が独立していると、それぞれに不便。だから体は便利なようにできている。 そんなことが、少々奇抜な発想で描かれている。2017/11/06