内容説明
動乱のシベリアに2年間だけ存在した幻の国。歴史の闇の中に一瞬の光芒を放って消えた男と国家を、鮮烈に蘇らせた渾身の力作だ。
目次
臣民と市民の間
濁流に身を投げて
極東共和国の旗
モスクワの灯
漆黒の四季
復権
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
3
私の大学時代の指導教授の一人はその昔北海道大学で教鞭をとっていたが、その「教え子」の中に、極東共和国首班のクラスノシチョーコフの娘がいた。確か、「研究生」か何かの立場だったそうだ。教授にとっても印象に残る人物だったそうだ。私がこの本を読んでいると教授は大変感心してたのを覚えている。このクラスノシチョーコフこそ、本書の主人公である。日本と革命後のロシアの緩衝国家である「極東共和国」、短命にに終わった。その首班クラスノシチョーコフはアメリカ帰りであるが、最終的にはスターリンに粛清された悲劇の人物であった。
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