内容説明
マイケル・フォアマンの環境問題への印象的なアプローチ。ふしぎな青と黄色、そしてぼやけた線は、象徴的なメッセージをひかえめに伝えている。地球の絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mntmt
13
ドキっとする言葉で終わった。一つしかない地球。原題:One World2016/01/09
ヒラP@ehon.gohon
3
海辺の潮だまりで集めた砂や海藻の中にある地球。 「手の中の地球」です。 潮だまりには油に汚れた鳥の羽が浮いていて、水をくもらせていきます。 二人のできることは、汚れた羽や油や捨てられた空き缶を拾うことにしました。 「手の中の地球」は海に返すことにしました。 自分たちの地球が汚されていくのではたまりません。 立派な環境教育の絵本になっています。 風景に溶けていくような絵のタッチにもフォアマンさんの思いを感じます。 そして、大好きな原由子さんの訳であることも印象的な絵本です。 原さんも絵本出してましたよね。2010/08/31
遠い日
2
昨日読んだゴフスタインの『生きとし生けるもの』と、奇しくも同じコンセプト。しかし、この本のテーマである地球環境を、今こそ手遅れにならないうちに守るべきだという主張は、ずっとフォアマンさんが言い続けていることだ。海辺の潮溜まりの小さな世界にも忍び込んでいる環境破壊。人間がしていることが顕著にそこにも現れている。地球を守れるものはわたしたちだけ、なのだから……。2013/04/26
たつった
0
しおだまりの箱庭を創るところが楽しかった。しかし油が入って…そこからなんか教訓臭くなっちゃって、子どもたちはこういうのも楽しめるのだろうか…。水彩きれい。自然がきれいすぎか?それにしてもこんなところに原坊登場!20年前、子育てめいっぱいの頃かな。2013/08/14