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内容説明
生徒会長・五部浄里です。困ったことになりました。我が校唯一の男子生徒・後白河法行が、寮生たちによって拉致監禁されたというのです。この時期、寮では伝統の「水無月祭」の準備の真っ最中ですが、噂が事実なら祭りは当然中止、関係者は厳重処分です。真偽を確かめに向かった生徒会の前に立ちはだかったのは、寮監督生・金田伊緒。真面目な彼女が男子禁制の寮に男子を連れ込むような真似に賛同するとは思えませんが、何故我々の邪魔を?退きなさい金田さん。私は、あなたを斬りたくはない…!大好評、佐藤ケイの正統派学園群雄戦略ラブコメ第3弾。
著者等紹介
佐藤ケイ[サトウケイ]
第7回電撃ゲーム小説大賞「金賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
4
例え結論は正しくとも、それに向かう際の順路が正しくなければ共感は得られない。力によって結論を押し付けることはできても、納得されなければ実施した時に意図通りには進まない。相手に合わせて議論の進め方を変える技術をみにつけないと、衝突ばかりが多くなり無駄なエネルギーを消費することになってしまう。2016/06/18
_mogura19
3
今回は中間試験(ほとんど触れず)とその直後の量のお祭りの話でした。とりあえず法行は頭もいいし、運動もできるけど、剣道もいけるのか~って驚くなど。 今回も、というべきですがトップである生徒会が権利や義務を大いに打ち出して健闘するのですが、どうも実行行為に移る段階の前にするべきコンフリクトの解消への努力が行われていない印象がありますねぇ……「根本的な」部分が抜け作? って、物語の趣旨からして主人公(♂)が平穏をすごせたらまずいのでそれでオッケーなんですけどね☆ 2011/08/15
はつかねずみ
2
ヒロインは頭の固い寮長。 序盤頑なだった伊緒が遅々として進まない現実と自身の葛藤、周囲の後押しを経て軟化していく様は非常によかった。 一方、生徒会は相変わらず武力一辺倒なのは少し気になる。 しかし、ここまで3巻に渡って影に日向に暗躍しておいて、周囲に不自然さを感じさせずに動き続ける真奈は普通に凄いな……。 後、1巻から存在を匂わせておいてようやく登場したのに、ちょっとしたやり取り程度の出番で終わってしまった香菜、なんかこれからもこんな扱いが続きそうな予感しかしないなこいつ。2014/01/28
ざっくば
1
えーと、2・3巻と読んでみてどうもなぁという感想。ものすごい人数の女の子が出るが誰も応援したくないのが辛いところ。書き分けはされてるし、3巻ツンヒロインの少しずつ変わっていく描写はよかったが。頭使ってるのがあやまなコンビだけなのも群像劇として単調かな。 2013/04/29
Humbaba
1
辛い道であっても,一度決めた道を貫く.自分との約束である以上は,やめたとしてもそれを咎める人間はいない.しかし,一度諦める癖がついてしまえば,次に困難に出会ったときにもまた同じように諦めてしまうだろう.きっかけとなるのは最初の一回である以上,それを行わないようにすることは大切な事である.2012/01/23