内容説明
1980年代には一躍脚光をあびブームとなった遺伝子工学などのバイオテクノロジー。一時の過熱ぶりはなくなったが、先端技術としての重要性は確固たるものになっている。本書は、材料や機械を含む広く工学諸分野において、バイオテクノロジーがどのように利用されつつあるかという点に主眼をおいて編集。基礎的事項の解説を最小限にとどめ、応用例の割合を増やした。
目次
酵素の利用
酵素を用いた光学活性物質の生産
合成プロセスへのシトクロムP450の利用―高脂血症治療薬プラバスタチンの生産を例として
細胞の利用
抗生物質生産プロセス
ビール醸造プラントのコンピューターシミュレーション
生体構成成分の利用―生体高分子の構造と機能
ペプチド材料
シアル酸の用途開発
生体模倣材料〔ほか〕