出版社内容情報
くまさんは、パンやパイやお誕生日のパーティーのケーキを作り、車に積んで出かけます。ガラン、ガラン景気よくかねを鳴らすと、みんな買いにやってきます。
<読んであげるなら>3才から
<自分で読むなら>小学低学年から
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
108
娘チョイス。真面目で実直なパン職人のくまさんのお話。朝早く起きてパンを焼き、移動販売車で朝食のパンを売りつつ、午後は店舗での販売も行う。お店に来る小さい子にキャンディーをサービスしたり、誕生日ケーキを配達するとお客さんがゼリーをくれたり、地域の人との関係も良好。同じ作者の「○○やのくまさん」シリーズには、「ゆうびんや」「せきたんや」「うえきや」「ぼくじょう」などがある。巻末には「この絵本のくまさんは、次の3冊の絵本でも活躍しています」とある。えっ、同一人物だったの?結構、いろんな職業を点々としているのね。2015/03/01
Willie the Wildcat
107
次男曰く「お風呂入ってない・・・。」とのこと。確かに・・・。でもそこかぁ・・・。(汗)何気ない1日の描写の中に、挨拶や3度の食事といった規則正しい生活の大切さ、そして働くことの大切さ、を伝えてる気がする。踏み台にのってお客様対応をしているくまさんを覗き込んで微笑む女の子が印象的。一見無表情のくまさんから常に温かみを感じる。一方で、会計の本を横においての売り上げ計算!一生懸命な姿に共感。寝顔もやさしい、とても静かな印象。2012/08/16
♪みどりpiyopiyo♪
96
ぬいぐるみのくまさんのお話です♪ ■「あるところに、パンやのくまさんが、すんでいました」 くまさんのお店 かわいい♡ 白いお帽子姿で大きな石窯を使うのかわいい♡ ■穏やかな日常。特別なことのない1日。ご飯を食べて、1日の務めを果たし、晩ご飯を食べたらおやすみなさい✩ くまさんのお食事の美味しそうなこと♪ 街の人々に混じって働くちっこいくまさんは、小さい子のごっこ遊びみたいで小さな読者たちもワクワクするんじゃないかな♪ 「これが、パンやのくまさんの おはなしです」(1979年。1987年 まさきるりこ 訳)2018/02/21
はる
93
素朴だけれど素敵な絵本。小さなくまさんが営むパン屋さんの一日。真面目で一生懸命、何故かぬいぐるみタッチだけれど可愛いくまさん。きちんとした生活ぶりが素敵です。出版されたのは1979年。少しレトロな挿絵が温かな雰囲気。子供の頃の、あこがれの世界。くまさん、明日も朝が早いから夜の8時にはベッドでおやすみー。2022/10/10
masa@レビューお休み中
89
なんだ、このくまさんは!?もう、まるまんま、ぬいぐるみのくまがパンをこねたり、焼いたり、販売しちゃったりするんですよ。しかも、規則正しい生活、ていねいで礼儀正しいくまさん。いやぁ、これは子どもでなくても、くまさんを我が家に欲しいって思ってしまいますよ。でもでも、やはり外国の作家さんだけあって、くまさんはかわいいけれど、人間の大人や子どもたちはかわいくないんですよ。まぁ、くまさんが主役だから良しとしますかね。そうそう、くまさんの車に「Teddy Bear Baker」って書いてあるんですよ。2013/04/25