出版社内容情報
モンゴルに伝わる楽器、馬頭琴の由来。馬と少年の哀切な物語を、横長の画面を生かし、大平原を舞台に雄大に描ききった絵本。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
484
小学校の頃に読んだ1冊。馬に対してなんてひどいことをするのかと憤った覚えがある。馬頭琴が最後哀しく奏でているように感じた。2016/12/18
ヴェネツィア
453
文は大塚勇三、赤羽末吉の絵。原話はモンゴルの民話。横長の変形サイズなのだが、おそらく、これはモンゴルの平原の広さを表現するためだろう。随所でその効果を上げている。お話は、馬頭琴の由来譚の構成をとっている。また、元が民話である故に物語はハッピーエンドとはいかず、いたって理不尽である。絵では、やはり最も成功しているのがモンゴル平原を描いたシーンだろう。人物の描写は単純な線が力強い表現として迫ってくる。また、どこか懐かしい郷愁を誘うような絵である。2023/08/18
やすらぎ
260
どこまでも地平線の向こうまでも走る、草原の物語。大自然の中に生きる人々さえも、人が集まれば強さと弱さを作り上げてしまうのか。人はそれぞれの立場を意識してしまうけれど、傷痕を残してまで守りたいものはあるのか。その傷は誰が治してくれるのか。その攻撃を忘れずに居続けることはできるのか。辛さは決して消えない。悲しみは深くなりいつまでも残り続ける。夕方になると辺りに音色が響き渡る。耳を澄ますと哀愁が一瞬、再会の思い出に変わるという。別れてしまったけれど夢の中できっと語りかけてくれる。その優しさも永遠に消えないから。2023/02/12
zero1
232
大切なものを奪う権利は誰にある?突き抜けた一途さと潔さは国や文化を超える。モンゴルの楽器、馬頭琴の話。小学校国語教科書に採用されたことでよく知られている(後述)。少年と白馬の強い結びつき。そして栄光と悲劇。結末を知っていたも泣けるのは、大切なことを我々に教えてくれるから。あなたはこの話の中で誰?馬を守ろうとした少年?必死で少年のところに帰ろうとした白馬?それとも身勝手な領主?白馬が少年にとっての命(または人権?)を意味するのなら、まさに人馬不可分。読者は看過できまい。まさしく永遠の名作!2020/01/21
宵待草
183
今日は銀座・教文館に於いて開催の『生誕111年 赤羽末吉展』を観て来ました。 此の『スーホの白い馬』を読んでから出掛けました 絵本の主要場面の原画が多数、飾られて居て素晴らしい展覧会でした。 1967年の発刊以来50年以上経ても読み継がれる名作絵本です。 モンゴルの民族楽器であるモリンホール(馬頭琴)の由来にまつわる物語、、、読む度に涙して仕舞います。 絵本画家で絵本作家でもある赤羽末吉は1910年に生まれ、戦後に子供の為の挿し絵の仕事に情熱を傾け、沢山の名作絵本を遺しました。其の中、、、コメントへ続く 2021/05/29




