小川一乗仏教思想論集〈第1巻〉仏性思想論(1)

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  • サイズ A5判/ページ数 297,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784831833747
  • NDC分類 181.04
  • Cコード C3315

内容説明

本書は、「私にとって仏教とは何か」という主体的な課題を、「近代仏教学」による学問的な研究成果を選択しつつ、釈尊の仏教に帰依した先覚者に導かれて思想的に究明しようとした試論である。本巻では、「仏性思想」についての論攷の主たる業績を「仏性思想論」として収めた。

目次

1 如来蔵・仏性の研究(『宝性論』における如来蔵・仏性―ダルマリンチェン造『宝性論釈疏』の解読(『宝性論』の内容―思想史的性格と思想体系;漢訳語「仏性」の原語について;如来蔵・仏性の三種義―「悉有仏性(如来蔵が有る)」と説かれた意味
「一切有情に如来蔵・仏性が有る、と説示する必要性」―ダルマリンチェン造『宝性論釈疏』の解読
「一切有情に如来蔵・仏性が有る、と説示する必要性」―ダルマリンチェン造『宝性論釈疏』の解読(和訳)
常楽我浄の四波羅蜜多について)
如来蔵・仏性の本意―結文としての試論(智慧から慈悲への動向;悉有仏性の意義―一闡提不成仏について))
2 『宝性論』と『仏性論』―「悉有仏性」三種義を中心に

著者等紹介

小川一乗[オガワイチジョウ]
1936年6月北海道に生まれる。1959年3月大谷大学文学部卒業(仏教学)。1965年3月同大学院博士課程満期退学(同)。1982年4月大谷大学文学部教授。1986年3月大谷大学文学博士(学位取得)。2000年4月~大谷大学学長
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