内容説明
私たちが住む“まちの歴史”を強みに!歴史の証人ともいえる“まちの記憶を秘めた建造物”…“文化的な誇り”として魅力ある保存・継承が成功した事例を交えて、その仕組みを分かりやすく解説しています。
目次
プロローグ 「人気の観光地」川越と「印象の薄い」土浦―歴史ある町が進んだ別々の道
1部 歴史的建造物が地域を活性化させる(地域の方針が町の未来を大きく左右する;地域再生の切り札としての観光と歴史的建造物;歴史的建造物はリノベーションで蘇る;既存の制度の枠を広げれば多くの建物が守られる)
特別寄稿「伝統を今のかたちに」の発想で地域の個性を活かした魅力ある日本に
第2部 歴史的建造物を活かすための具体策(歴史的建造物を活かすために建築家たちができること;「復原」あるいは「復元」という行為について―ホンモノとニセモノの分かれ道;歴史的建造物保護制度の現状と今後の方向性について;歴史的建造物の税制について;歴史的建造物保護の海外事例―ナショナル・トラストとブルー・プラグ・スキーム;歴史的建造物保護の法的手段―未利用容積移転から公共貢献へ)
エピローグ 都市の記憶を失う前に私たちは何をすべきか
著者等紹介
後藤治[ゴトウオサム]
工学院大学教授、理事長。1960年東京生まれ。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程中退。文化庁文化財保護部建造物課文部技官・同文化財調査官を経て、工学院大学に勤務、2017年より現職。博士(工学)、一級建築士。専門は日本建築史および歴史的建造物の保存修復(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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なおみ703♪
さくらば