内容説明
フィンランド生まれの一学生が開発したOSであるLINUXが無敵のソフトウエア帝国マイクロソフトとその皇帝ビル・ゲイツを震え上がらせている。米国ではインテルやIBMなどの巨大企業がLINUXを流通させるベンチャー企業に出資、今後は自社のマイクロプロセッサーやパソコンで主要なOSの一つに位置付けると表明している。
目次
LINUXとは何か?
LINUX誕生
オープン・ソースの衝撃
群雄割拠
激突するLINUXとウィンドウズ
充実するLINUX環境
LINUXへ至る大いなる道
ジャバに賭ける
インターネットとブラウザー戦争
インターネットの未来技術〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんすけ
4
本書初読時(1999年8月)の感慨は「2008年頃にはWindowsは亡くなっているだろう。もしかしたらマイクロソフトは倒産しているかもしれない」だった。残念ながら感慨は実現しなかったが、書名は現実になっている。何故なら現在のサーバOSの世界ではLinuxは70%以上のシェアを占め、30%弱をWindowsその他で占めるというのが現実になってしまったからだ。自宅に4.5台のPCを所有しているがWindowsは1台だけで、その他はLinuxという状態である。 2017/10/05
ipusiron
0
2000/3/8読了
舫
0
結局は、LinuxがWindowsを越えるのは難しいのではないかという風に書かれています。今思えば、PC上ではそうなりましたね。という感想です。Linuxは、組み込み用途や、サーバー用途では、シェアを伸ばしていますけれども。
KRMT
0
ブラウザー戦争の細かい考察は楽しめた。あとがきに「この本はLinuxを色々な面から見た副読本である」と書かれていた。なんだ、自分がつまらないと感じたのはこのせいだったのだ。どうりでLinuxに触れる部分が少なすぎると思った。2000/08/06