戦争論争戦―小林よしのりVS.田原総一朗

戦争論争戦―小林よしのりVS.田原総一朗

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784821106493
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0095

内容説明

話題の『戦争論』をめぐる議論から、戦後日本論、そして日本の今後について―。安易な結論を求めない“妥協なき対論”が混迷を究める日本の現状をあぶりだす。

目次

なぜいま「戦争論」なのか
「戦争論」から戦後論へ(前編;後編)
対談を終えて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いろは

18
マンガ家とジャーナリストの対談。実に面白く、知的好奇心を刺激する作品だった。この2人の歴史の知識が本当に素晴らしく、もし、私がこの対談の中にいたら、きっとずっと聞き役で、この迫力に圧倒されて、もしかしたら、ときには泣いていたかもしれない。それにしても、2人ともエネルギッシュで、よくここまで知性を使い、対談できたものだと感心する。私も、『個が虚ろで、空っぽ』にならないように、この2人のように、まだ知識はないが、内面世界だけでも豊かになるように、これからもどんどん磨いていこうと、より身が引き締まる思いがする。2018/11/19

RASCAL

9
15年くらい前の対談集を再読。不毛に近い堂々巡りの議論、こんなの良く本にしたなと思う。世代の違いなのかな。田原さんの世代は先の戦争を子供時代に体験した世代で、間に団塊の世代(全共闘世代)を挟んで1953年生まれの小林よしのりの世代。田原さんは根っからのジャーナリストだなーと思う反面、15年後のメタ視点で見れば、後半の理屈は小林よしのりに分があるというのが私の率直な感想です。時は流れ、小林よしのりの世代もはや還暦。若い世代の方々は歴史を、そしてこの15年をどのように見るのでしょうか。2014/01/05

nobody

8
いい時代になったものだ。戸塚宏が坂上忍とどんなにしたり顔で対談しようとも、ツイッターを見れば元ヨットスクール生がグレイシー柔術世界大会出場歴のあるコーチから鼻をバキバキに折られ白眼に血斑が浮き出るほどフルボッコにされたと知れる。イカサマは通用しにくくなった。また私はイカサマに対する勘が鋭い。ネットによくある巨大動物の画像、どうも胡散臭いと思っていたらやはりフェイクだった。さて瞬間詭弁製造機・小林と瞬間矛盾製造機・田原の対論。小林は「国家ではない、土地なんだから」と満州は中国でないという。日本が対華21か条2020/02/22

ganari

3
1999年。今から15年ほど前の対談集である。田原氏との対話を通じて、小林氏が戦争論の中で伝えたかった核心の部分が引き出され、彼の思想をより理解することができる。田原氏と小林氏の戦争認識や人間観、世界観の違いが鮮明に分かる。とはいっても田原氏の場合、司会者としての本能で、あえて対立軸を明確にし、活発な論争に仕立て上げたのだと思うけれど。そこらへんはすごい。2013/10/10

DAMASIOLOGY

1
戦争を語る時、無条件に平和を唱える方が怖い。小林よしのりはあくまで合理的に戦争を論じているが、自著の「戦争論」だとゴーマニズムと言うだけあって、その傲慢な規定は誤解を招きやすい。田原総一郎は頑固親父スタイルで「戦争論」の誤解を招く部分を指摘していく。田原総一郎に反論する事によってよしりんは「戦争論」で言わんとしていた事を自ら補完していく。田原総一郎、実は凄い。

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