感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
加納恭史
12
次は「コリントの信徒への手紙一について」。この手紙はコリントでの初代キリスト教会が直面した問題に明確な答えを与える。パウロはコリントの教会の信徒と親しくなったが、グループの間の論争の絶えない状況だった。コリントは東西に分かれる港のある地峡にあり、多くの文化を持つ人々から影響を受けた世俗的な都市。ここでは愛の女神アフロディテを古くから祭り、その影響もあった。有名なパウロの教えの一つが「霊的な賜物について」で、またあらゆる賜物の中で愛が最大である。神は死に打ち勝ち、イエスを信じる人に新しい命と霊の体を与えた。2025/01/24
加納恭史
12
三浦綾子さんのマタイ福音書と別に、自分の気になるところを追求する。「イエスの姿が変わる」(マコ9.2~13、ルカ9.28~36)。これはイエスが弟子に見せた啓示ではないか。17.1イエスは、ペテロ、ヤコブ、ヨハネだけを連れて、高い山に登られた。17.2イエスの姿が彼らの目の前で変わり、顔は太陽のように輝き、服は光のように白くなった。17.3見ると、モーセとエリヤが現れ、イエスと語り合っていた。17.5光り輝く雲が彼らを覆った。「これは私の愛する子、私の心に適う者。これを聞け」と言う声が雲の中から聞こえた。2025/01/23
加納恭史
11
内村鑑三さんの勧めで、この「ローマの信徒への手紙について」読む。最初のパウロの手紙であり、最も重要な手紙である。パウロの自己紹介から福音のよく練られた神学論文である。初期教会のユダヤ人キリスト者と非ユダヤ人キリスト教徒の間には、どうすれば人は神に受け入れられるのか、どのようにキリスト者は生きるべきについて意見が一致していなかった。この手紙でバウロは大胆に「福音は、ユダヤ人をはじめ、ギリシア人にも、信じる者すべてに救いをもたらす神の力」であると宣言する。ローマとエルサレムのキリスト者たちは律法を遵守した。2025/01/15
paumi
3
神父様から「これ読んで勉強しなさい!」と言われて頂いた本。横書きで私の持ってる聖書よりもずっと字が大きくて読みやすい。初めて最後まで通して読んでみて、人物描写や心理描写や背景描写、いろんな描写が淡々とあっさり描かれていて、その背後にどんな事情や関係があったのかを推測するのは素人にとって非常に難しいだろう(文学作品じゃないしね…)と思った。それでも、はっとするような言葉がたくさん描かれている。そんな印象的な言葉は私がこれから年をとってもずっと心に残り続けるだろう。2016/08/08
keycat0314
2
注釈があってわかりやすかったです。2012/08/29
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