内容説明
エウリピデスの悲劇『メデイア』では、メデイアは自分の子供を殺したことになっている。果たして本当に自分の子供を殺したのだろうか?メデイアのモノローグを中心に、6人のモノローグ(さまざまな声)で構成されているこの作品で、ヴォルフは新しい「メデイア」を作り出した。誹謗中傷に晒され孤立するメデイアを。そこには、ドイツ統一後、魔女狩りめいた批判や非難の一斉射撃を浴びたヴォルフの姿が二重映しに見えてくる。この作品は1996年に発表された。
著者等紹介
保坂一夫[ホサカカズオ]
1941年生。東京大学文学部独文科卒業。日本大学文理学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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