内容説明
ナディルの背筋に寒気が走った。ここにシランドルの秘密が隠されている。この緑の石に刻まれているのだ。7つの名前と7つの記号。そしてそれらを囲む文字「シランドリル」。この言葉はいったい何を意味するのだろう?だれもがあこがれる音の町。浮かれ騒ぐうちにむしばまれていく記憶…。蝶乗りの少年が陰謀の解明に動き出す!ミヒャエル・エンデの世界的ベストセラー『はてしない物語』から20余年。ドイツの人気作家ヴォルフラム・フライシュハウアーが紡ぐファンタージエンの新たなる物語。
著者等紹介
フライシュハウアー,ヴォルフラム[フライシュハウアー,ヴォルフラム][Fleischhauer,Wolfram]
1961年ドイツ、カールスルーヘ生まれ。ドイツ、フランス、アメリカ合衆国、スペインの大学で文学を学ぶ。国際会議の通訳として活躍後、ミステリー作家としてデビュー
遠山明子[トオヤマアキコ]
1956年生まれ。上智大学でドイツ文学を学ぶ。現在、大学でドイツ語を教えながらドイツ語圏の文学の翻訳・紹介をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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調“本”薬局問悶堂
1
『愚者の王』を読み終わった時に、「あと何冊出るのかな?」みたいなことを言った後すぐに、本屋へ行ったら新刊が出てた。 あとがきに「最終巻」と書かれてた。 どうやら、一応これで終わりなのか。 でもはてしない物語だもんね。 ファンタージエンはいつでもどこにでも存在する。 静寂は創造には必要不可欠。 今の人達はみんな寂しがりやすぎる。 本当の静寂って、そういえば、味わったことあるのかな。 《2020年6月 登録》2008/04/29
san0604
0
10年くらい前に読んでるはず・・・
きゅー
0
面白かった! ちょっとグロいところもあるけど(^^;) そもそものファンタージエンの前史というか、ファンタージエンが作られた経緯が描かれていて壮大だった。シリーズの中では一番好きかも。2015/08/29
青色
0
虚無と空白という対比は創作者がファンタージエンを訪れる際に大いに参考になるだろう。しかし真実の出し方が唐突で、天使というイメージからやはりキリスト教にファンタジーが圧迫されている感は否めない。2013/10/23
punto
0
追記。2009/01/03