クロノス・エロス・タナトス―時間・愛・死

クロノス・エロス・タナトス―時間・愛・死

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  • サイズ B6判/ページ数 233p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784796700085
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C1011

内容説明

フランスで早くからフロイト理論を翻訳・紹介しつつその血肉化に努めた著者は、サド・マゾヒズム、エロティシズム、無意識と時間への深い精神分析学的洞察の中から、時間・愛・死という人間存在の究極の秘密に迫る。

目次

サド・マゾヒズムの生心理学的考察
エロスの本質的アンビバランスについて(トプシーとアルキビアデス;アンビバランスの概念;愛の欠乏について;結合を希求することの空しさについて;エロスの現実の外へ逃避する試み;自己に対する人間のアンビバランスについて)
無意識と時間(幼児の時間;時計・この教育者;思春期の時間;成人の時間;空間、われわれの環境;睡眠時の夢における時間からの逃避;覚醒時の夢における時間からの逃避;愛の陶酔における時間からの逃避;麻薬の陶酔における時間からの逃避;神秘的体験の陶酔における時間からの逃避;無意識と時間;無意識、時間、死;医学、仕事、信仰による時間と死に対する抵抗;人間の提出した時間への問い;綜合的、批判的結論)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アイアイ

14
古典的な時間、性愛、死について訳された本。人間は対極的なアンビバレンスと死に向って生きる。宗教や神話の難しい話より知り合いの学者が「死んでから石碑建てられるより生きてるうちにタバコを一本欲しい」と語る小さな話が面白い。著者は澁澤龍彦氏に本書の翻訳を勧められた。ボロボロにしてしまったテキストを澁澤氏に謝って返し「あれはあなたに譲ったのだから」と取り合わない話も素敵です。▷図書館2016/01/26

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