現代物理学における決定論と非決定論

現代物理学における決定論と非決定論

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  • サイズ A5判/ページ数 280,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784795214538
  • NDC分類 402
  • Cコード C3340

内容説明

本書においてカッシーラーは、量子力学の成立によって招来された「因果性の危機」をめぐる問題を一つ一つ点検・解明し、量子力学的世界の哲学的基礎付けを試みる。20世紀物理学の柱、量子力学・原子物理学の問題を真正面から捉え直したものであり、現代物理学の認識論にとっては無論、カッシーラー哲学の全貌を知る上でも不可欠な著作である。

目次

第1章 歴史的・予備的考察(「ラプラスの魔」;形而上学的決定論と批判的決定論)
第2章 古典物理学の因果原理(物理学的命題の基本型)
第3章 因果性と確率(力学的法則性と統計的法則性;統計的命題の論理学的性格)
第4章 量子論の因果問題(量子論の基礎と不確定性関係;原子概念の認識論の歴史によせて)
第5章 因果性と連続性(古典物理学における連続性原理;「質点」の問題によせて)
最終章 最終的考察と倫理学的結論

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