内容説明
テオブロマ・カカオ―神々の食べもの。植物学者リンネによって至高の名を与えられたチョコレート。古代アステカより今日まで、時代を彩りながら世界中の人々を惹きつけてきた。小さな一粒には、奥深い歴史と物語が秘められている。ブリア‐サヴァランからモーツァルト、ゲーテ、ロートレック、森茉莉、寺山修司、辻静雄まで、古今東西のチョコレート愛好家がその魔力を語り尽くす。数世紀をさかのぼる貴重な図版を満載した楽しい文化誌。
目次
1 チョコレートはどこから来たのか
2 ヨーロッパとチョコレート
3 職人とチョコレート
4 手づくりのチョコレート
5 チョコレートを広めた人々
6 明治・大正期の文学とチョコレート
7 チョコレート美術館
8 チョコレートの科学
9 チョコレートの好きな人
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蘇芳
1
チョコレートの歴史がおもしろい。ショコラからココアへの切り替えがなんともいえぬ。2008/09/19
otoya
0
チョコレートが今までいかに人々に愛されていたかについてなど。歴史とか広まり方とか。昔のチョコレートの広告も紹介されている。昔のチョコレートの広告は凄い夢が詰まっている感じだ。2014/11/24
めい
0
アステカ王たちのチョコレートは不味かったこと。カカオで奴隷や女が買えたこと。飲み物であったチョコレート。世界恐慌に負けなかったハーシーの街。美味しいレシピの数々。小説の引用。そんなチョコレートと人間の関係が凝縮された一冊。早速チョコレート買いに行きます。2013/05/28