若き将軍の朝鮮戦争―白善〓回顧録

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  • サイズ B6判/ページ数 454p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794209740
  • NDC分類 221.07
  • Cコード C0022

内容説明

第一線で戦った韓国の名将が、初めて明らかにした朝鮮戦争の真実。歴史的証言。

目次

平壌に育って
日清・日露戦争と亡国
日本統治下の韓半島
軍人への道
混乱の1945年
韓国軍の創建
内憂外患
開戦前夜
緒戦、臨津江の戦い
長征、洛東江へ〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てら

3
立志伝中の人としか言いようのない著者による、貴重な同時代証言。いかにも生粋の軍人といった明快な思考・行動をする人だなと感じたが、しかし39歳という若すぎる退役の後に外交官・国策企業の重役という経歴。生臭いというかキナ臭い… この人が相当に優秀な戦術家でありオルガナイザーであることはおそらく間違いない。しかし、当然ながら書けないことも山ほど見てきただろうし、自分も加担してきただろう。何でもそうだが元軍人の自伝というのはよく眉にツバをつけて読まなければいけない。2013/05/18

カラヤ3

2
白大将の朝鮮戦争を主とした自伝。朝鮮戦争時、南軍部指導層の心情や動きがある程度わかる貴重な記録。どの組織にもあてはまると思うが人事がとても重要だと思った。済州島やベトナムでの虐殺を起こした軍が朝鮮戦争の時には起こさない軍隊だったのか疑問ではある。2021/05/19

デューク

2
平壌一番乗りを果たした朝鮮戦争の英雄であり、33歳で韓国軍初の大将に任じられた筆者による回顧録。 筆者は満州国軍官学校で軍人教育を受け、戦後は若くして軍の要職にあり、常に前線で朝鮮戦争を戦い抜いた。また朝鮮戦争の休戦会談においては韓国代表を務め、39歳で軍を退いてからは外交官として、交通大臣として、国策会社の社長としても活躍した伝説的な人物である。そんな人物の回顧録が、面白くないわけがない。いちおし2020/11/23

金北山の麓に生まれ育って

2
【戦闘場面はとても読み切れないが】少年倶楽部や金剛丸、日清戦争分析と後の朝鮮戦争比較、日本の軍国主義責任の欺瞞の指摘、シゴキの分析、日本軍としてのゲリラ戦や日本軍の弱点とか朝鮮戦争前までは面白かったが以降は主要な3戦以外は地図が無くて雰囲気だけで読みづらくてどうもうまくない。戦後からは政治的で前半ほど心躍らなかったが全般的には面白かった。本筋ではないが三浦朱門の前書と外交官/小川の解説は必読だがある意図が本書成立を後押ししたのかと邪推してしまう。要らぬ話だが日本統治時代の描写は「地獄」ではなかった。2019/08/24

artillery203

0
かなり久しぶりの再読。自伝的朝鮮戦争。リーダーシップの在り方を学ぶのに最適2017/08/29

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