内容説明
水運儀象台は、天体観測所であるとともに、天体の運行に時刻を合体させ、水を動力源として運転されていた天文観測時計塔である。本書は、この水運儀象台の設計テキスト『新儀象法要』の解読を通じ、実物大の儀象台を復元設計した解読書であるとともに、驚異的な技術水準の背景をなす、中国思想の根幹にひそむ宇宙観に迫る。
目次
水運儀象台―十一世紀中国の天文観測時計塔
新儀象法要―新しい渾儀・渾象の方式の概要
水運儀象台の復元
水運儀象台は、天体観測所であるとともに、天体の運行に時刻を合体させ、水を動力源として運転されていた天文観測時計塔である。本書は、この水運儀象台の設計テキスト『新儀象法要』の解読を通じ、実物大の儀象台を復元設計した解読書であるとともに、驚異的な技術水準の背景をなす、中国思想の根幹にひそむ宇宙観に迫る。
水運儀象台―十一世紀中国の天文観測時計塔
新儀象法要―新しい渾儀・渾象の方式の概要
水運儀象台の復元