出版社内容情報
夢野久作、ハンス・ハインツ・エーヴァース、マゾッホ──異端作家らの邪悪な脳髄から紡ぎ出される、美と戦慄を引き起こすための精妙で密やかな策略。ときにコラージュ的に、ときに「想像力の濫費」を思わせるほどに分析した斬新な文学論。
まえがき
1 夢野の地獄遊園地
2 コラージュ1 主に監禁とガラスについての 含:人形とガラスと手錠の風景
3 視線とメディアと独身者と
4 『蜘蛛』を髄までしゃぶる
5 被虐遊戯のさいはてで 『毛皮を着たヴィーナス』とマゾヒズム
あとがき
参考文献
内容説明
文学の庭で邪悪な種をまく作家たちの精妙でひそやかなたくらみ。その奇形の果実を弄びながら、匂いを嗅ぎ、舌先で丹念に味わう、戦慄と美をめぐる迷宮的考察。
目次
夢野の地獄遊園地
コラージュ 主に監禁とガラスについての―含・人形とガラスと手錠の風景
視線とメディアと独身者と
『蜘蛛』を髄までしゃぶる
被虐遊戯のさいはてで―『毛皮を着たヴィーナス』とマゾヒズム
感想・レビュー
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