出版社内容情報
殺人に殺人を重ねて、累々たる屍の山を築きあげる殺人常習=中毒者たち──。19世紀末に人々を恐怖のどん底に突き落とした「切り裂きジャック」とそれに後続する連続殺人犯の凶行と狂気をたどり、人間心理の極限状況に肉薄する。
1 殺人に取り憑かれた人々
(1)十八世紀と十九世紀の連続殺人事件
(2)時代の分水嶺となった切り裂きジャック事件(一八八八年、ロンドン)
2 ヨーロッパにおける連続殺人
(1)オーストラリアの強姦事件(一八九八年、ブリスベーン)
(2)ホームズの「殺人の館」(一八九三年、シカゴ)
(3)ドラム缶に詰めた死体――ベラ・キス事件(一九一六年、ハンガリー)
(4)青年を殺害して肉屋に売ったフリッツ・ハールマン(一九一八年、ハノ-ヴァー)
(5)「デュッセルドルフの吸血鬼」、ペーター・キュルテン(一九二九年、デュッセルドルフ)
3 サイコ・キラー
(1)確信犯の殺人者カール・パンズラムの生涯
(2)放浪する「闇の絞殺魔」、アール・ネルソン(一九二六-七年、アメリカ/カナダ)
(3)「灯火管制の切り裂きジャック」、ゴードン・カミンズ(一九四二年、ロンドン)
(4)「ノッティングヒルの怪物(モンスター)」、クリスティー(一九五三年、ロンドン)
4 知能犯たち
(1)サディスティックな殺人者――メルヴィン・リース(一九五九年、ヴァージニア)
(2)ヴェ
内容説明
殺人に殺人を重ねて累々たる屍の山を築きあげる殺人常習=中毒者たち―。十九世紀末に人々を恐怖のどん底につきおとして“切り裂きジャック”とそれに後続する連続殺人犯の凶行をたどり、人間心理の極限状況に肉迫する。
目次
第1章 殺人に取り憑かれた人々(十八世紀と十九世紀の連続殺人事件;時代の分水嶺となった切り裂きジャック事件)
第2章 ヨーロッパにおける連続殺人(オーストラリアの強姦事件;ホームズの「殺人の館」;ドラム缶に詰めた死体―ベラ・キス事件;青年を殺害して肉屋に売ったフリッツ・ハールマン;「デュッセルドルフの吸血鬼」、ペーター・キュルテン)
第3章 サイコ・キラー(確信犯の殺人者カール・パンズラムの生涯;放浪する「闇の絞殺魔」、アール・ネルソン;「灯火管制の切り裂きジャック」、ゴードン・カミンズ;「ノッティングヒルの怪物」、クリスティー)
第4章 知能犯たち(サディスティックな殺人者―メルヴィン・リース)