宗教地政学から読み解くロシア原論

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宗教地政学から読み解くロシア原論

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  • サイズ 46判/ページ数 312p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784781621357
  • NDC分類 302.38
  • Cコード C0030

出版社内容情報

西側の「色めがね」を外して現実を見よ!
ここまで現実がよくわかる世界情勢の本は誰にもかけない。
プーチンの言い分が聞こえてくる恐ろしい本だ。
 ―橋爪大三郎(東京工業大学名誉教授・社会学者)

「現世の話」「世俗社会」の常識は、ロシアに全く当てはまらない―。

ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに、注目される世界情勢。

政治、軍事、経済、地理といった様々なレイヤーが複雑に絡み合う現実を、一般に考えられる要因だけでなく、文明・宗教を含めた多層的な観点で理解しよう、というのが本書の目的です。

西欧型の「植民地帝国」や「国民国家」を主とする従来の地政学ではなく、「宗教を基盤とする文明の中核を為す帝国」を主とする、「宗教地政学の視座」でロシア・ウクライナ情勢、世界変動の分析を試みる一冊!

序章 宗教地政学から読み解くロシア原論
第一章 ロシアとはいったいどんな国なのか
第二章 ロシア正教会とは
第三章 宗教から見たロシアのウクライナ侵攻
第四章 世界はどのように変化するか
終章 ロシアとトルコの500年の戦いから見たロシアのウクライナ侵攻

内容説明

「現世の話」「世俗社会」の常識は、ロシアに全く当てはまらない―。

目次

序章 宗教地政学から読み解くロシア原論
第1章 ロシアとはいったいどんな国なのか
第2章 ロシア正教会とは
第3章 宗教から見たロシアのウクライナ侵攻
第4章 世界はどのように変化するか
終章 ロシアとトルコの500年の戦いから見たロシアのウクライナ侵攻

著者等紹介

中田考[ナカタコウ]
イスラーム法学者。1960年生まれ。イブン・ハルドゥーン大学(トルコ・イスタンブール)客員教授。83年イスラーム入信。ムスリム名ハサン。灘中学校、灘高等学校卒。早稲田大学政治経済学部中退。東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。カイロ大学大学院哲学科博士課程修了(哲学博士)。クルアーン釈義免状取得、ハナフィー派法学修学免状取得、在サウジアラビア日本国大使館専門調査員、山口大学教育学部助教授、同志社大学神学部教授、日本ムスリム協会理事などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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榊原 香織

55
ハサン中田、の別名も。変わり種知識人です。東大出てイスラム教に改宗。 ロシア正教の熱心な信者としてのプーチン、から今回の侵攻を読み解く。2019年にウクライナ正教会が独立(トルコが影にいる)したことも大きな原因、としています。初めて聞いた。2023/02/18

ta_chanko

26
ロシアのウクライナ侵攻の背景には、欧米勢力が2019年にトルコ領内にあるコンスタンティノープル全地総主教を利用して、ウクライナ正教をロシア正教から独立させたことがある。ロシアは宗教的には正教の正当な継承者、政治的にはビザンツ帝国の継承者、民族的にはスラヴ民族の保護者を自負。軍事的にはクリミア半島を確保し、イスタンブルを奪還し、黒海から地中海への航路を確保することがロシアの悲願。西欧(カトリック)vsロシア(正教)vsトルコ(イスラーム)の三つ巴の争いは、十字軍やクリミア戦争・露土戦争と同じ構造。2022/11/28

崩紫サロメ

22
「プーチンの狂気」ではなく歴史・宗教文化からロシアを読み解くという試み。ロシアのナショナリズムの根源としてロシア正教を捉えているのだが、いくつか気になる点が。まず、正教とカトリックの教義の最大の違いは「フィリオクェ」問題ではない(破門の発端になっただけ)。また、2019年にウクライナは「第6の総主教座」になったわけではなく、総主教座は古代の5つを別にしてもグルジアやセルビアのようにロシアより由緒正しいところがある。それからコンスタンティノープル総主教の行動=トルコの意志、とするのはいささか行きすぎ。2022/11/28

kumoi

4
ロシアの知識人がヨーロッパに対して抱いている感情と日本の知識人のそれは共通しているように思う。その感情とは劣等感である。西洋の芸術、文学、科学に憧憬の眼差しを向けると同時に自国の退廃を嘆く。時にその倒錯した感情が西洋に対する怒りとなり、過剰なナショナリズムを掻き立てることさえある。イデオロギーとか宗教に飲まれて盲目になるのではなく、もっと普遍的で相互利益的な認識を打ち立てたいものだ。2023/01/04

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