フィギュール彩<br> マニエリスム談義―驚異の大陸をめぐる超英米文学史

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フィギュール彩
マニエリスム談義―驚異の大陸をめぐる超英米文学史

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  • サイズ B6判/ページ数 305p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779171024
  • NDC分類 930.2
  • Cコード C0390

出版社内容情報

叢書「フィギュール彩」百号記念企画!



「僕はポーだよ!」(高山 宏)



「アメリカは最初からマニエリスム!」(巽 孝之)



マニエリスムの時代へようこそ!



日本で、アメリカ文学を読む意味、意義とは何か?

アメリカニズムにおける、

イギリスとのトランスアトランティック局面を

高山宏が、

アメリカン・ルネサンスとトランスパシフィックな局面を

巽孝之が、

エドガー・アラン・ポーを軸に語り尽くす。



21世紀におけるマニエリスムとは?



マニエリスムの語り部=高山 宏×レトリックの批評家=巽 孝之



これまで長年対談を続けてきた代表的人文学者ふたりの対談集大成!





?本書で出てくる主な鍵語(順不同)

「週刊朝日百科」「アメリカン・ルネサンス」

「ヘンリー・ジェイムズ」「マルチ・レイア?」

「『ラス・メニーナス』」「「言葉」と「物」」

「バロック」「メタフィクション」「脱構築」

「シムゾニア」「アナロジー」「ビッグ・ノベル」

「循環史観」「フランス革命」「世俗化されたマニエリスム」

「うねる文体」「太平洋」「南」「SFと廃墟」

「センス・オブ・ワンダー」

「荒巻義雄」「原民喜」「トランプ大統領」……。

【主な目次】



はじめに     巽孝之



序章  なぜ今、マニエリスムなのか?



第一章 欧米ルネサンスとマニエリスム



第二章 ピクチャレスク・アメリカ



第三章 環大西洋から環太平洋へ



終章  マニエリスムの21世紀



あとがき     高山宏



●巻末特典



?「『不思議の国のアリス』と/のアメリカニズム」



?「150年目の新訳版『不思議の国のアリス』に驚け」



アリスについて語った

両者の対談二本も特別収録の豪華版!

高山 宏[タカヤマ ヒロシ]
著・文・その他

巽 孝之[タツミ タカユキ]
著・文・その他

内容説明

イギリス・ルネッサンスとのトランスアトランティックな局面を高山宏が、アメリカン・ルネッサンスとトランスパシフィックな局面を巽孝之が、「マニエリスム」「ピクチャレスク」「アメリカニズム」などを軸に語り尽くす、代表的人文学者ふたりの対談集大成!

目次

序章 なぜ、いま、マニエリスムなのか?(マニエリスムでアメリカを考える;はじまりは、世紀転換期に出来た「週刊朝日百科」)
第1章 アメリカン・ルネッサンスとマニエリスム(出発点としてのマシーセン「アメリカン・ルネッサンス」;ルネッサンスとマニエリスムの関係とは… ほか)
第2章 ピクチャレスク・アメリカ(イギリス、アメリカの同時性;ジェファソン、ピール、バーナム ほか)
第3章 アメリカ・文学・日本(センス・オブ・ワンダーの文学;自己言及と戦争の問題 ほか)
終章 マニエリストはどう生きるか
特別収録 『不思議の国のアリス』と/のアメリカニズム(蘇るアリス;キャロルとマニエリスム ほか)

著者等紹介

高山宏[タカヤマヒロシ]
1947年、岩手県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。大妻女子大学学務担当副学長。専門は、視覚文化論、18世紀英文学

巽孝之[タツミタカユキ]
1955年、東京生まれ。コーネル大学大学院修了(Ph.D、1987)。慶應義塾大学文学部教授。専門は、アメリカ文学、現代批評理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三柴ゆよし

17
マニエリスムを鍵詞にアメリカ文学、ひいてはアメリカそのものを読み解いていくセッションでありながら、高山宏&巽孝之という知の両雄によるインプロビゼーションは果てなき蛇行運動を繰り返し、最後の最後までどこに連れて行かれるかまるでわからない。この対談自体がほとんどマニエリスムの世界であり、この学識の深さには恐れ入るばかり。学魔・高山宏の博覧強記から派生する意地悪なミスティフィケーションも最高だが、そんな高山から十も百も引き出してしまう巽孝之の当意即妙ぶりも最高で、対談本来のおもしろさを存分に味わうことができた。2018/04/25

Akito Yoshiue

11
刺激的な対談。お二方とも知識量が半端ない。2018/04/16

western

8
たいていのものはマニエリスムであること、高山宏はポーであり神であり遍在していることはとりあえず理解した。近年の英米文学研究の名著をひたすら列挙してくれるのでありがたくメモっておく。ヘブライの釈義学を読み解くようにポーとボルヘスの推理小説を読む The Mystery to a Solution (John T. Irwin) なる本を若島正が翻訳中であるというアツい情報を得た。2018/09/20

amanon

5
その半分以上が未知の夥しいまでの人名と書名。更に本書を一通り読んでも、結局マニエリスムのなんたるか、は未だあやふや。それでも読んでいて何とも言えない知的興奮を覚える。単純に「世の中には、これだけ面白そうな本、全然知らなかった本があるんだ!!」という驚きの連続。それを味わえるだけでも本書を読む価値があると思う。とにかく古希を超えても挑発的な発言を繰り返す高山宏氏が痛快。こういう人がうちの英文科にもいたらな…と思うことしきり。また、高山氏と由良君美氏との愛憎入り混じる微妙な関係が垣間見られたのも、興味深い。2019/03/18

黒い森会長

4
久しぶりにワクワクしながら読んだ。高山宏が、すべてをマニエリスムと言ってしまうところを、巽孝之が丁寧に内容をフォローしてしてゆく。高山宏だけなら、何が言いたいのかわからなくなり、巽孝之だけなら真面目過ぎて、面白みに欠けるところが、「対談」により上手くまとまっている。ただ、残念なのは、索引が付いていないこと。大学生ぐらいだったら、自分で作って、順に読んでいったのに…。荒巻義雄の名前も久しぶりに聞いたし…。面白かった。2018/05/03

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