オートポイエーシス―生命システムとはなにか

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  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784772003674
  • NDC分類 461
  • Cコード C0045

出版社内容情報

多くの思想的パラダイムが破綻を来している今日、オートポイエーシス理論は未来の展望をかいま見ませてくれるものの一つである。それは自然科学ばかりではなくニクラス・ルーマンの社会学理論のような社会科学においても認知されつつある。本書は、この理論の創始者たちによる、最初の理論提示であり、マニフェストである。

目次

第1部 オートポイエーシス―生命の有機構成(生命およびその他の機械について;テレオノミーの不要性;オートポイエーシスの実現;オートポイエーシスの多様性;オートポイエーシスの現前;神経システム)
第2部 認知の生物学(問題;認知機能一般;認知機能各論;認知の神経生理学の諸問題)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

3
自律して閉じていて、自己自身で産出して自ら境界を作りつつ個体性を維持するゆえに、入力も出力もない。生命を入出力する非平衡的な解放システムと捉える従来の理解に対し、本書は神経系モデルから入出力をカップリングと捉え、システム自体をネットワークの作動において定義して、決定論的で閉鎖系を成す生命システムという大胆な仮説を立てる。神経科学でも理解し難いこの主張を、著者たちは自己制作(オートポイエティック)システムと呼んだ。「創発」をシステムの本質に据えたこの主張は、生命システムから社会システムへと「創発」していく。2017/09/23

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