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内容説明
50年前旧日本陸軍航空技術本部が、“機能性食品”を創っていた。これは50年間公開されたことのない事実なのです。航空糧食・航空酒の開発・研究に、直接携わられた著者が初めて明かす、戦時秘話と各種規格・資料を紹介。
目次
第1章 食品の機能性ということ
第2章 航空栄養学と航空糧食
第3章 戦後の歩みと開発食品
第4章 日本空軍が創った航空糧食、航空酒類
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
六点
93
今日、機能性薬品と言うものを飲んだり、CMで見ぬ人は居ないと思う。著者は戦時中、陸軍航空研究所に所属し、パイロット専用の機能性食品を多く開発した。戦後は燻液式ベーコンを発明し、企業家として大いに活躍し、現在でも空自に非常用救難食糧(通称ガンバレ食、白地に赤い字で「ガンバレ!救助は必ず来るぞ!」という紙が防衛省指定で入っている)を納品している。著者の思い出話や論文を集成したものであるが、ヒロポン入りチョコバーみたいな危険物やニコチンガムなど、現代でも役に立つ物を開発している。軍事研究は社会と不即不離なのだ。2022/06/10