内容説明
「初めは友好的に振る舞い、そのうち暴力的になる」中国の侵略の実態。既成事実を周到に積み重ね、不条理を条理とする…。多くの民衆が、手足を切断され、焼かれ、死んでゆく中、不気味な力に果敢に立ち向かったチベットの戦士たちが伝える警告の書。
目次
第1章 豹の子
第2章 ラウラ、瞋の弩弓
第3章 むりやりな併合
第4章 裏切り
第5章 大虐殺と菩提樹
第6章 ゴンポ・タシとCIA
第7章 空から来たチベット人
第8章 毒を食らうもの
第9章 新たな希望と新たな暴虐
第10章 最後の抵抗
著者等紹介
ダナム,マイケル[ダナム,マイケル][Dunham,Mikel]
作家であり画家、写真家。米カンザス州生まれ、ミズーリ州オザーク牧場育ち。アーカンザス州立大学卒業後、パリ、ミュンヘン、クレタ島、ニューヨークなどで暮らす。1980年代、ソーホーのアレクサンダー・F・ミリケン画廊に彫刻を出品、’90年代には「レイヤ・バークリン殺人事件」シリーズを執筆、セントマーティン・プレス社から刊行。ここ15年間は主に、中央アジアを旅してまわる。ドルポ(ネパール)のタンカ画家、ペマ・ワンギャルに師事し、インドのサルナートとニューヨーク州北部にあるニンマ派仏教寺院で壁画の芸術監督もつとめた。カリフォルニア州サンタモニカに在住
山際素男[ヤマギワモトオ]
1929年、三重県生まれ。法政大学国文科卒。インド国立パトナ大学、ビスババラティ大学留学。’98年、古代インドの大叙事詩『マハーバーラタ』の翻訳で第34回日本翻訳出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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