内容説明
朝敵の汚名をうけ、戊辰戦争にやぶれた会津藩は、その未来を少年たちに託した。十四歳で鶴ヶ城落城の悲劇を体験、藩の期待を担って海軍にはいり、遂に薩摩・皇族出身以外では初の海軍大将となった出羽重遠を軸に、陸軍大将柴五郎、東京帝大総長山川健次郎ら、鮮やかな足跡を近代日本に印した会津の男たちを描く。
目次
篭城戦
降参の白旗
海軍兵学寮へ
斗南藩子弟群像
常備艦隊の編成
日清戦争
黄海海戦
北清事変の勃発
日露戦争
二〇三高地
日本海海戦
明治という時代
暗雲晴れたり
著者等紹介
星亮一[ホシリョウイチ]
1935年、仙台市に生まれる。東北大学文学部卒。2000年4月から日本大学大学院総合社会情報研究科で日本近代史をまなぶ
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