図解・軍用機シリーズ 隼／鍾馗／九七戦

雑誌「丸」編集部【編】

潮書房光人新社（2000/08発売）

• サイズ A5判／ページ数 205p／高さ 21cm
• 商品コード 9784769809210
• NDC分類 538.7
• Cコード C0372

内容説明

卓越した空戦性能を誇り、零戦と共に日本空軍の双壁をなした「隼」をはじめ、Ｂ‐２９キラーの切り礼「鍾馗」、さらには極限の空戦性能をそなえた九七式まで戦闘機三代を一冊に集大成！中島飛行機の技術が結実した陸軍の傑作戦闘機を徹底解剖。

目次

隼（オーストラリアに現存する「隼」１型；精密解剖図シリーズ・一式戦闘機「隼」１型；隼の塗装とマーキング　ほか）
鍾馗（精密解剖図シリーズ・二式単戦“鍾馗”２形乙；鍾馗のコックピット・デザイン（キ‐４４　２乙）
鍾馗の塗装とマーキング　ほか）
九七戦（精密解剖図シリーズ・九七式戦闘機；九七式戦闘機操縦席正面／左舷および右舷；九七式戦闘機の塗装とマーキング　ほか）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[アヴィ]

戦後の少年にとっては零戦や紫電改がよく知る戦闘機だが、戦時中最も国民に知られていたのは隼だったらしい。戦時中は軍の最高機密で一般にはその存在すら秘匿されていた戦艦大和同様、後の人気漫画の影響が大きい。だが資源に乏しく、それが開戦の原因の一つでもあるが、持てる技術の粋を尽くして造り上げられた隼や鍾馗が如何にコンパクトで、如何に戦闘能力に長けていたかが分かる。戦後戦勝国に接収された機体を見るに、言葉では言い表せない哀れさが漂う。

2025/05/25