内容説明
海軍予備士官かく戦えり。船乗りに憧れて越中島の高等商船学校を志し、入校と同時に「予備士官」となることを義務づけられ、戦局の激化に伴って、最前線に駆り出された海の男たちの奮戦。暗黒と焦熱うずまく沈没寸前の防空駆逐艦「秋月」の艦底から奇蹟の生還をはたした缶部指揮官が綴った異色、感動の海戦記。
目次
第1章 軍艦旗の下に死なず
第2章 戦雲急を告げて
第3章 地獄の海から生還す
第4章 「忠君愛国」の教育現場で
第5章 最後の海軍予備生徒
第6章 同期の桜たちの慟哭
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Toska
8
図書館で見つけて借りたのだが、前に読んだ『防空駆逐艦「秋月」爆沈す』(https://bookmeter.com/books/288646 )と同じ内容だった。光人社はNF文庫に入れる時によくタイトルを変えるからなあ。著者は商船学校出身の予備士官というアイデンティティを強く持っているので、おそらくこちらの題が本意だと思う。ちなみに「越中島」とは東京商船学校の所在地のこと。2024/04/04
4th_officer
0
東京商船学校現在の東京海洋大の機関科を卒業した筆者が体験した戦争の記録