内容説明
子育ては学校では教えてくれない。人間の成長とは何か、子どもはどういう存在なのか、子育てを基本的にどう考えればよいか。人がこの世に誕生してから最初の7年は、その後の何十年よりも重要な意味をもっているとシュタイナーはいう。自らの子育てを振り返りながら家庭でも実践できるシュタイナー教育を提言。
目次
序 子育てのはじまり
1 身体の形成
2 宇宙・自然の一員として
3 幼児はまわりのことをどのように学んでいくか―模倣
4 身体活動
5 想像力の発達
6 大事な遊び
7 音楽のもとは幼児の中に
8 なぐりがきの絵からわかる幼児の発達
9 気質―個性を理解するために
10 発達を助けるおもちゃ
11 心の形成に役立つ童話
12 発達を妨げるものを排除する
13 長期の視点で見る幼児期
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りょうみや
10
シュタイナー教育の入門書として読んでみる。この教育の目指す所は真に思考力のある自立した人間で、長期的な視野で子どもの発達に沿った教育。「早期知的教育と徹底的に戦い、排除した教育」という表現もしている。また身体を動かす外遊びを非常に重視している。根本的にはモンテッソーリ教育と多くの部分が重なるように思える。幼児の間は文字は一切排除しており、読み聞かせも絵を見せず声のみという所は独特。しかし、人間の気質を4つに分類し、それらを火風土水に結びつけたりしているのは風水的であまり好きではない。2018/04/03
ゆりこ
3
前からシュタイナー教育に興味はありましたが、私の趣味がガチャガチャした感じなので、ハマらないだろうなぁ(シュタイナーは、静かな空間で想像力を働かせる、てイメージです。)と思っていました。でも、この本を読んで、できる範囲で生活に取り込んでみたいな、と思いました。もともとシュタイナーを知らないで子育てを始めた著者のエッセイなので、傾倒しすぎてなく、浮世離れしすぎずにできそうだな、と感じたからです。シュタイナー関係の本をこれから読み漁るかもしれません。2014/12/06
ジュリ
1
幼児は大人もまねをする。著者がいつも食事をするときに「早く食べなさい」というから、子どもがおままごとをするときに、人形に対して「早く食べなさい」というシーンがあった。本当に子どもはよく見ている。著者が普段横断歩道のない場所を渡っているので、子どもがそれをまねしようともしていた。大人は子どものお手本にならないといけないなと思った。2024/04/12
himawari25
0
参考になった2008/09/24
きむちゃむ
0
作者の育児体験談が多く、読みやすかった。続編も気になる。2020/11/02
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