内容説明
本書は、不思議現象の真偽についてある「結論」を下すのではなく、その真偽に関わる主張の正当性を見極めるために、どのような考え方をすればよいか、その方法を検討することに重点をおいている。これこそが、批判的(クリティカル)思考(シンキング)という営みそのものなのだ。思考の基礎体力を鍛える1冊。
目次
1章 奇妙な出来事との接近遭遇
2章 不可能の可能性
3章 個人的体験に真実を求めて
4章 相対主義、真実、そして現実
5章 知識、信念、証拠
6章 証拠と推論
7章 科学とそのまがいものたち
8章 奇跡の治癒
9章 超常現象についてのケーススタディ
著者等紹介
菊池聡[キクチサトル]
1963年埼玉県に生まれる。1993年京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。現在、信州大学人文学部助教授。専攻は認知心理学、文化情報論
新田玲子[ニッタレイコ]
1954年広島県に生まれる。1985年広島大学大学院文学研究科博士課程後期英語学英文学専攻単位取得退学。2004年広島大学大学院文学研究科より、博士(文学)取得。現在、広島大学大学院文学研究科助教授。専攻は現代アメリカ文学、ユダヤ系アメリカ文学
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