漱石と不愉快なロンドン

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  • サイズ A5判/ページ数 304p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784760129133
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

行動、読書記録、食生活、天候・気温、街の様子、ニュース、流行、列車時刻、作家漱石を育んだ留学生活を再現する。留学中の詳細年表付。武士の国から紳士の国へ。

目次

一九〇〇年 明治33年(プロイセン号の船旅とパリ万博;ロンドンの雑踏に巻き込まれる;留学地をロンドンに決める;不安な下宿とマイルド家の人びと;クレイグ先生のもとに通う)
一九〇一年 明治34年(侘しい「新世紀」のはじまり;ヴィクトリア女王の御大葬を見る;揺れる心とノスタルジー ほか)
一九〇二年 明治35年(帰りたくない気持;暗転―「夏目狂セリ」;ハイランドの秋とディクスン;帰国―「妙ちきりん」な不安)

著者等紹介

出口保夫[デグチヤスオ]
1929年、三重県松阪市に生まれる。早稲田大学大学院修了。早稲田大学教授、オクスフォード大学キャンピオン・ホール上級客員教授、イギリス・ロマン派学会長、ロンドン漱石記念館名誉館長などを歴任して、現在早稲田大学名誉教授。専攻は英文学。日本翻訳文化賞、国際アカデミー賞、大隈学術記念褒賞、神奈川文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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うさぎ

1
出口さんの本。他の本で漱石がイギリスを好きではなかったとしっていたのだけど、読んでみたくて。内容はそんなに変わらなかったけど。地図が載ってて下宿がセントラルロンドンからかなり離れてて不便そうで気の毒に思ってしまった。2016/07/18

timeturner

0
明治時代の日本からヴィクトリア時代のイギリスにいきなり放り込まれ、なにをどうしていいのかもわからないまま、経済的にもラクではない中で孤独な生活を送るというのは、それはもう大変だっただろうね。2008/03/29

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