内容説明
ルネッサンス時代に生きた世界の人々の服装を巧みに描いた木版画145点に、当時の社会と文化、風俗の描写も含む詳細な解説を見開きで構成。貴族・僧侶・農民・商人・船員・兵士・娼婦・物乞いなど、様々な国と階層、老若男女を網羅。時代の息吹を読み深めるための「服飾用語解説」「織物用語解説」付。服飾史の古典初の邦訳。「日本の青年」を含む、名門メディチ家所蔵の手彩色カラー作品73点を追加掲載。
目次
序 チェーザレの言
古今の服装の源流、変遷、多様性について
第1章 ヴェネツィアの往時の服装
第2章 ヴェネツィアと北イタリアの上層の服装
第3章 ヴェネツィアと北イタリアの、市民などの服装
第4章 フィレンツェとイタリア中部の服装
第5章 ローマと南イタリアの服装
第6章 フランス、スペイン、イングランドの服装
第7章 スイス、ドイツ及び北欧の服装
第8章 中欧、東欧及びモスクワ大公国の服装
第9章 トルコ、ギリシア及び中東の服装
第10章 アジアとアフリカの服装
著者等紹介
ヴェチェッリオ,チェーザレ[ヴェチェッリオ,チェーザレ] [Vecellio,Cesare]
1521‐1601。画家。1521年ヴェネツィア北部山岳地帯ピエーヴェ・ディ・カドーレ生まれ。1601年ヴェネツィアで没す。画家のティツィアーノとは又従兄弟の間柄。少年期、詩人であった人文主義者より芸術概念を学び、ティツィアーノの兄フランチェスコより絵の手ほどきを受けた。ティツィアーノの工房で長年「忠実にして無名の協力者」として働くが、ティツィアーノの死を境に独自の絵画作品を手がけ、「ヴェネト地方におけるマニエリスムのある明瞭な声音」と評された
メーゼ,ジャンニーヌ・ゲラン・ダッレ[メーゼ,ジャンニーヌゲランダッレ] [Mese,Jeannine Gu´erin Dalle]
ポアティエ大学(フランス)文学部教授。イタリア語および文学、イタリア文明史。特に1500年代の服装研究に造詣が深い
加藤なおみ[カトウナオミ]
1978年文化女子大学卒。西洋服飾史。1980年よりイタリア留学。ペルージア大学にてイタリア語を学んだ後、フィレンツェ大学にて小美術史、古文書学、ラテン語を中心に学ぶ。1984年より1995年までフィレンツェ大学教育学部日本語学科の専任講師。1996年よりヴェチェッリオの翻訳研究を開始、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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