出版社内容情報
文語詩稿 五十篇・一百篇・未定稿より34篇につき、その作品本文、語注、監賞を掲げる。巻末に参考文献目録を添えた、もうひとつの賢治詩世界への誘い。
発刊に際して---外山正
凡例
文語詩稿五十篇より
〔雪うづまきて日は温き〕---奥山文幸
〔こらはみな手を引き交へて〕---信時哲郎
〔萌黄いろなるその頸を〕---木村東吉
流氷---平澤信一
〔毘沙門の堂は古びて〕---対馬美香
風桜---小林俊子
萎花---中谷俊雄
文語詩稿】百篇より
選挙---森 三紗
保線工手---伊藤眞一郎
種山ヶ原---伊藤光弥
心相---水野達朗
老農---大沢正善
来々軒---村上英一
市日---佐藤栄二
副業---大島丈志
塔中秘事---島村輝
岩手山巓---八田二三一
〔銅鐸と看版 トロンボン〕---長沼士朗
涅槃堂---大角 修
黄昏---宮沢俊司
氷上---外山 正
〔すヽきすがるヽ丘なみを〕---三神敬子
〔一才のアルプ花崗岩を〕---細田嘉吉
庚申---赤田秀子
文語詩未定稿より
八戸---中川真平
〔弓のごとく〕---久保田恵子
1076 病中幻想---富山英俊
〔馬行き人行き自転車行きて〕---天沢退二郎
雪峡---富樫 均
四八黄泉路---入沢康夫
盛岡中学校---仙石 規
僧園---梅田えりか
不軽菩薩---萩原昌好
〔われはダルケを名乗れるものと〕---秋枝美保
あとがき---編集委員会
宮沢賢治・文語詩稿に関する参考文献目録 補遺 その二---編集委員会
章扉写真提供 中谷俊雄
内容説明
本書は、宮沢賢治の文語詩稿に関する作品論・三四編を収録した論文集である。
目次
文語詩稿、五十篇より(「雪うづまきて日は温き」;「こらはみな手を引き交へて」;「萌黄いろなるその頚を」 ほか)
文語詩稿、一百篇より(選挙;保線工手;種山ヶ原 ほか)
文語詩未定稿より(八戸;「弓のごとく」;一〇七六病中幻想 ほか)