出版社内容情報
アメリカの一書籍編集者の軌跡。「思想の選択肢」=「知の遺産」を生み出す出版人と著者たち、「利益の自由市場」における資本と経営の生態、そしてメディア・コングロマリットによる出版支配の現状をリアルに証言。21世紀書籍出版のあるべきかたちをも示唆。
序章
メディア・コングロマリット
出版と読書の変容
第一章 少数者の、そして万人のための良書
プレイヤード叢書からパンセオン・ブックスヘ
ニュー・アメリカン・ライブラリー
第二章 パンセオンの第二世代
ランダムハウスの傘下で
イギリス出版の波動
フランス、そしてスウェーデン
社会変化の波と「インタビューで綴る歴史」
60年代の胎動
70年代
第三章 独立採算
「救世主」ニューハウス
「孤島」パンセオンの運命
第四章 市場という検閲そして誰もいなくなった
同じような決断
「書店」の消滅
第五章 自主規制と新たな可能性
検閲と圧力
大学出版局と「後ろ向きの援助」
遺された一隅で
可能性の溢路
第六章 ザ・ニュープレス
新しい出発
いくつかの試みと成功
待つ力
原註
訳註
内容説明
人類の「知の遺産」を生み出す編集者と著者たち、「利益の自由市場」における資本と経営の生態、そしてメディア・コングロマリットによる出版支配―アメリカ書籍出版の軌跡をリアルに証言。書籍出版人の隘路と希望がここにある。
目次
序章
第1章 少数者の、そして万人のための良書
第2章 パンセオンの第二世代
第3章 独立採算
第4章 市場という検閲
第5章 自主規制と新たな可能性
第6章 ザ・ニュープレス