出版社内容情報
1933年
45年のナチスによるユダヤ人迫害を、遺された証言により再構成。証言者にはドイツ人のみならず多様な地域の人々が含まれ、また、被害者のみならず加害者のものも収録したため迫害の全体像が浮かび上がる。
ドイツ人とその過去――日本の読者へ
まえがき
1章 ドイツ、ナチに屈服す(1933年)
2章 11月のポグロム(1938年)
3章 鉤十字支配下のポーランド(1939年―1942年)
4章 東方地域での処刑(1941年―1943年)
5章「強制移住」(1942年)
6章 ヨーロッパ西部におけるユダヤ人の強制移送(1940年―1944年)
7章 アウシュヴィッツ(1942年―1944年)
8章「ユダヤ人ゼロ」を目指すドイツ(1941年―1943年)
9章 死に抗って(1943年)
10章 終局(1944年―1945年)
訳者あとがき
原註/訳註/索引
著者等紹介
シェーンベルナー,ゲルハルト[シェーンベルナー,ゲルハルト][Schoenberner,Gerhard]
1931年生まれ。大学卒業後、ジャーナリストとして活躍。1950年代末からユダヤ人迫害の記録に取り組む。1960年『黄色い星―写真ドキュメント ユダヤ人虐殺1933‐1945』を出版。1992年から5年間、ベルリンの「ヴァンゼー会議資料館」館長をつとめた
栗山次郎[クリヤマジロウ]
1944年大分県生まれ。九州大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、九州工業大学情報工学部教授(ドイツ文化)
土屋洋二[ツチヤヨウジ]
1945年静岡県生まれ。京都大学大学院修士課程修了。現在、愛知大学文学部教授(近代ドイツ文学)
浜島昭二[ハマジマショウジ]
1948年愛知県生まれ。マールブルク大学近代ドイツ文学科修士修了。豊橋技術科学大学教授(近代ドイツ文学)
日野安昭[ヒノヤスアキ]
1947年東京都生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、名古屋工業大学教授(現代オーストリア文学)
森田明[モリタアキラ]
1942年旧満州生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、名古屋市立大学人文社会学部教授(ドイツ文学)
山本淳[ヤマモトジュン]
1947年東京都生まれ。ベルリン自由大学宗教哲学科修了。Dr.Phil.。現在、豊橋技術科学大学教授(哲学)
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