出版社内容情報
"10万人を突破した登校拒否の子どもの問題は,おとな自身が自分と向き合う問題でもある。臨床心理の豊かな経験をもとに,それぞれが自分に合った「心の浮輪」をどう探し(自己肯定感の回復)あてるかを提起する。
Ⅰ 心の浮き輪のさがし方
1 自分さがしの遍歴
「自分さがし」考/Nさんのいじめ克復/「切れる」考/「さようなら」と「こんにちは/ゼミ生とのふれあいから/夜道に月の光を/カウンセリングの仕事
2 ヤマアラシ・ジレンマ
人の゛間""にあるつらさ/他人を鏡に自分がわかる/人づきあいのむずかしさ/イメージの呪縛を緩めてみる/感情を゛成仏""させる/ちょうどよい具合がむずかしい/その人と出会ったから
3 いまなぜ「自己肯定感」なのか
「第二の誕生」の持つ生みの苦しみ/なぜ「自己肯定感」と呼んだか/子どもた"
内容説明
自己肯定感をどう育てるか。登校拒否カウンセリングから生まれた処方箋。オトナとコドモのための人生の浮き袋とは?どこか、別の場所に、本当の自分をさがしますか?“自分であっても大文夫”に気づく本。
目次
1 心の浮輪のさがし方(自分さがしの遍歴;ヤマアラシ・ジレンマ;いまなぜ「自己肯定感」なのか)
2 思春期と向きあう親の覚悟(思春期のもつれと攻撃性;鏡なしには生きられない;たまには自分の心をのぞいてみよう ほか)
3 安心の学校へ(子ども・青年の内側からみた学校;思春期の自分づくりと中学校)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitya
2
自己肯定感があれば、いろんなことに取り組む自発的な意欲が湧いてくる。自分も子どもも責めずに、ありのままを受け容れるようにしたい。「自分の不安を子どもに投影して、主体としてのわが子に信頼を置ききれません」というところはどきりとしてしまった。まずは、自分を棚上げせずに、自分と向き合い、自分の考えや感じ方を尊重して行動するように意識していきたい。何度も読み返したい一冊。2017/10/13
みやちゃん
0
新しい本では無いけれどとても分かりやすく読みやすかった。手元に置いて時々読みたい内容。2019/05/23