出版社内容情報
7年間にわたるブラジル生活体験記。林業コンサルタントである著者が,広大な大地を一人旅し,発見したものは? 日系ブラジル人の生活の哀歓と大自然の中で「日本」と「ブラジル」そして「祖国」と「文化」を考える感動の手記。
目次
旅の道標・ユーカリ林
ある移住者の苛烈な軌跡
愛しのウーゴとマルシア
移住者郷愁の縮図―カラオケ哀歓
母国に捧げる鎮魂の歌
揺れるブラジルの日本語
移住者郷愁の縮図―悲しい口笛
豊かさと貧因の共存
日系人の日本回帰と日本拒否
ブラジルの『寅さん』―行商の旅の宴
リオのカーニバルの後で
日系ブラジル人の醒めた視線
パパイが歩いた道、ついに見つけた