出版社内容情報
古代から現代に至るまでのコンサートの全歴史を,美学,社会学・経済学的分析方法を駆使して解明した画期的な書。コンサートの起源と発展,会場,聴衆,協会,マネージメント,批評,プログラムとポスター,コンサートの諸形態等。
序文
第1部
コンサートの誕生
古代のオディオン(劇場)での音楽上映
1600年以前の音楽活動
教会での「夕べの音楽」―17世紀
コレギウム・ムジクム
最初の「音楽の集い」と「コンサート・オヴ・ミュージック」
コンサートの舞台と環境
舞台に立つ人々
器楽アンサンブルとオーケストラ
合唱団
指揮者
ソリストとヴィルトゥオーゾ
神童
聴くことの快楽、聴かせることの禁欲
コンサート協会の役割
コンサート・マネージメント
コンサート批評の功罪
プログラムとポスター
第2部
コンサートの系譜
宮廷のコンサート
サロンコンサート
ホームコンサート
愛好家(アマチュア)コンサート
シンフォ二ーコンサート
合唱コンサート
音楽祭
大合同演奏会
作曲家によるコンサート
巨匠によるコンサート
コンセール・スピリチュエル
教会コンサート
劇場コンサート
室内楽コンサート
保養地コンサート
野外コンサート
児童・少年コンサート
大衆のコンサート
労働者・勤労者コンサート
舞台上の民族音楽
歴史的コンサートと古楽の再生
新音楽のための特別コンサート
美術館コンサートとマルチメディア
レクチャー・コンサート
ブロードキャスト・コンサート
内容説明
古代ギリシャ・ローマから中世・バロック・近現代にいたるコンサートの全歴史を、斯界の第一人者が190余点の図像資料を駆使して解明。演奏家と聴衆の生み出す芸術空間への図像学的・社会史的アプローチ。
目次
コンサートの誕生
コンサートの舞台と環境
舞台に立つ人々
聴くことの快楽、聴かせることの禁欲
コンサート協会の役割
コンサート・マネージメント
コンサート批評の功罪
プログラムとポスター
コンサートの系譜