出版社内容情報
旧植民地朝鮮に施行された朝鮮会社令は，当時から賛否両論を呼んだ特異な規制法で，初期投資活動と朝鮮半島への産業形成に大きな影響を及ぼした。これまで解明されることの少なかった同令を素材に，植民地経済史の新しい研究展望を探る。
序 課題と方法……………………………………………………小林英夫
第１部 会社令の制定と展開……………………………………小林英夫
第１章 朝鮮会社令の概況
第２章 会社令制定後の各界の意見と同令の性格変化
第３章 「武断政治」批判と投資の低迷
第４章 投資の増大と会社令の廃止
第２部 会社令の実施と会社設立主体
第１章 会社令制定前の会社の状況…………………………木村健二
第２章 会社令の施行と会社設立状況………………………幸野保典
第３章 会社令下の会社の特徴………………………………幸野保典
第４章 設立主体の分析………………………………………木村健二
第５章 会社令廃止後の会社の設立…………………………木村健二
補論 孫禎睦「会社令研究」について………………………木村健二
第３部 会社のデータ
会社リスト１ 会社令前の会社………………………………木村健二
会社リスト２ 会社令下の認可会社…………………………幸野保典
あとがき……………………………………………………………小林英夫
内容説明
「土地調査事業」と並び、朝鮮総督府の二大政策とされた「朝鮮会社令」。これまで研究例の少なかった「植民地」における「企業政策」の施行から廃止までの、諸論と企業動向を詳細に分析。
目次
第１部 会社令の制定と展開（朝鮮会社令の概況；会社令制定後の各界の意見と同令の性格変化；「武断政治」批判と投資の低迷；投資の増大と会社令の廃止）
第２部 会社令の実施と会社設立主体（会社令制定前の会社の状況；会社令の施行と会社設立状況；会社令下の会社の特徴；設立主体の分析；会社令廃止後の会社の設立；補論 孫禎睦「会社令研究」について）
第３部 会社のデータ
