出版社内容情報
ヨーロッパ中世より,無数に描かれ,バラまかれてきたユダヤ人のカリカチュアをもとに,その言説を解読する図像学の古典を完訳。収録図像340点。図像でみる,反ユダヤ主義の社会史であるとともに,ユダヤ人差別問題への稀なる手引きの書。
第1部
第1章 一般論
第2章 カリカチュアの意義
第3章 歴史におけるユダヤ人の役割
第4章 ヨーロッパ文化へのユダヤ人の関わり
第5章 なぜユダヤ人は世界中で憎まれるのか
第2部
第6章 カリカチュアの本質
第7章 ユダヤ人カリカチュアの役割
第8章 ユダヤ人解放まで―14世紀から18世紀
第9章 19世紀カリカチュアの中のユダヤ人
第10章 反ユダヤ主義の風刺に見られるエロチックな要素
第11章 ユダヤ人の自嘲
人名索引
内容説明
近代の世界において、大量に流布しながら、最も学問から軽視されてきた複製図像=カリカチュア。1921年に限定出版された本書は、漫画の始祖ともいえる「カリカチュア」への偏愛と原理的位置づけを交錯させながら、ユダヤ人問題解決への新たなアプローチを試みた、たぐい稀な奇書といっても過言ではないであろう。ユダヤ人「差別」問題への異色の入門書。
目次
第1章 一般論
第2章 カリカチュアの意義
第3章 歴史におけるユダヤ人の役割
第4章 ヨーロッパ文化へのユダヤ人の関わり
第5章 なぜユダヤ人は世界中で憎まれるのか
第6章 カリカチュアの本質
第7章 ユダヤ人カリカチュアの役割
第8章 ユダヤ人解放まで―14世紀から18世紀
第9章 19世紀カリカチュアの中のユダヤ人
第10章 反ユダヤ主義の風刺に見られるエロチックな要素
第11章 ユダヤ人の自嘲