Dojin選書<br> 植物たちの静かな戦い―化学物質があやつる生存競争

個数:

Dojin選書
植物たちの静かな戦い―化学物質があやつる生存競争

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月19日 20時30分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 209p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784759816716
  • NDC分類 471.71
  • Cコード C0345

出版社内容情報

植物がつくり出す化学物質によって,周りの植物の生育を妨げたり,逆に生育を促進したり,害虫を寄せつけないようにしたりする現象「アレロパシー」.たとえば,アカマツの木の下には雑草が生えにくく,マリーゴールドは害虫を寄せつけにくい.また,ナガミヒナゲシのような外来植物には,強いアレロパシーを示すものも多い.本書では,このようなアレロパシー現象の数々とその作用物質や働きを紹介しながら,農業や生態系への応用を見据える.植物の見方が変わること間違いなしの1冊.



1.生物間相互作用とアレロパシー

2.生態系におけるアレロパシー

3.外来植物の静かな闘い

4.アレロパシーを農業に応用する

5.雑草のアレロパシー

6.アレロパシーの強い植物を広範囲に利用する

7.未来の有用作物

8.植物の静かな闘争研究最前線



藤井 義晴[フジイ ヨシハル]

内容説明

ある植物がつくり出す化学物質が、周りの植物の生育を妨げたり、生育を促進したり、害虫を寄せつけなくしたりする現象、「アレロパシー」。アカマツの木の下には雑草が生えにくく、マリーゴールドは害虫を寄せつけにくい。また、ギンネムのような外来植物には、強いアレロパシーを示すものも多い。本書では、このようなアレロパシー現象の数々とその作用物質や働きを紹介しながら、農業や生態系との関係を探る。植物の見方が変わること間違いなしの1冊。

目次

第1章 植物が身につけた化学戦略
第2章 生態系に影響するアレロパシーの発見
第3章 外来植物の静かな戦い
第4章 アレロパシーを農業に応用する
第5章 雑草どうしの静かな戦い
第6章 アレロパシーの強い植物を広範囲に利用する
第7章 未来の有用作物
第8章 植物の静かな戦い研究最前線
終章 植物の進化とアレロパシー仮説

著者等紹介

藤井義晴[フジイヨシハル]
1955年、兵庫県生まれ。京都大学農学部卒業。京都大学大学院農学研究科博士課程中退。農林水産省農業技術研究所、農業環境技術研究所、四国農業試験場、独立行政法人農業環境技術研究所などを経て、東京農工大学大学院教授。農学府国際環境農学専攻国際生物生産資源学教育研究分野、生物システム応用科学府併任。博士(農学、京都大学)。専門は他感作用(アレロパシー)。他感作用の強い植物を探索し農業や環境に役立てる研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

俊介

8
「アレロパシー」についての最前線の研究を紹介した本だ。農学博士である著者の主な関心は、農業への応用だ。アレロパシーは、植物が放つ化学物質による、防虫、除草等の機能のことだが、それは植物に本来的に備わっているものであるため、うまく利用すればコスト削減にもなるし、環境にも優しいとされている。もちろん全ての植物にアレロパシーの能力があるわけではないが、中には、食料になりかつ防虫除草機能を持ち、さらには肥料にもなるといったような夢のような植物も本書では取り上げられていた。まだまだ研究途上らしいが、期待の持てる話だ2019/09/15

Gokkey

4
教科書でお馴染みの化学同人の本であるからか、構造式と化合物名がこれでもかと連発される。読み手によってはここがハードルとなって辟易してしまうかもしれない。内容自体はアレロケミカルと呼ばれる揮発性の化合物を介した植物と環境(他の生物を含む)とのかかわりの紹介。動かない植物の生存戦略として進化したであろうこの特異な機構は、SDGsの機運で欧州で本格化しつつある農業の脱農薬化に向けて研究開発にも拍車がかかっている領域。産業利用の前に他の生物にどのような影響を与えるのかについての知見が不可欠なのは言うまでもない。2019/12/17

takao

3
植物が出す化学物質で虫や他の植物を寄せ付けない現象をアレロパシーという。葉に殺虫効果があり、芋になければ、食糧として有望である。2017/02/26

やま

3
アレロパシーというとセイタカアワダチソウやクルミの木が有名ですが、アレロパシーとは何ぞや ということが整理できてよかったです。天然成分由来なので農業分野などでうまく活用できると良いなと思います。2017/02/04

うっず

2
☆ アレロパシーという植物の出す化学物質で他の生物の生育が阻害されたりすることの本。いろいろな植物と物質が取り上げられているが、素人には少し大変。もう少し一般人が興味を持てる内容だとよかったのに。2024/01/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11117836
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。