内容説明
―三十五年にもわたって日米間における半官半民の経済・文化交流の仕事を行ってきた著者が、日米双方の国民の精神の根源を探り、それぞれの自尊と独立の根拠を再発見するための、渾身の思索書。
目次
アメリカの偉大な、しかし死に至る運命
略奪結婚させられた敗戦日本
米日のあいだの道徳戦争
平等神話に魂を奪われた日本人
民主主義という反知性
大いなる逆説―「消極的」自由への「積極的」自由
人権という大言壮語
武士道の想起
罪と恥―米日両断の誤謬
日本人論という言葉の空箱
歴史への忘恩
家族なき社会
砂山のように頼りない組織
情報という妖怪
決死の哲学
著者等紹介
ナッシュ,スティーヴン[ナッシュ,スティーヴン][Nash,Stephen]
1928年、ニューヨークに生まれる。国際経営コンサルタント。貿易業務のかたわら、主として日米経済摩擦に関する経営コンサルティングに従事してきた
西部邁[ニシベススム]
1939年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒。横浜国立大学教授、東京大学教授を経て、88年3月に辞任。83年、『経済倫理学序説』で吉野作造賞を、84年、『生まじめな戯れ』でサントリー学芸賞を受賞。現在月刊誌『発言者』主幹
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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