内容説明
鈴野屋伊兵衛が、料理屋での懇親会の帰途、何者かにかどわかされた。三年ほど前から富裕な商家の主のかどわかし事件が五件も起きていた。南町奉行所同心の七十郎は、早速捜索を開始するが、事件は予想外の展開を見せ始める…。一方、書院番の務めをはじめて一年がたつ勘兵衛も、いつしか事件に巻き込まれていたのだった。『闇の剣』で活躍した勘兵衛の剣が再び冴えわたる、待望の書き下ろし剣豪ミステリー。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。現在三島市在住。明治大学経営学部卒業。1999年第1回角川春樹小説賞特別賞を『駿府に吹く風』で受賞(刊行に際して『義元謀殺』と改題)。時代小説界、期待の新鋭
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蕭白
6
勘兵衛の生き様のまっすぐさが羨ましいです。2015/12/16
わたしは元気
5
次々に狙われる勘兵衛。ほんわかした美音さんとのやりとりとの対比。 ドキドキとほんわかと。 面白いです。 次、読みます。2022/07/19
ばるたん
2
いやいやよく狙われる主人公!生きてるのが奇跡?次号へ。。2022/08/14
はじこう
2
情景描写も巧み、ユーモアもあり。 後半の息もつかせぬ二転三転 の謎解きも見事! 登場人物達のキャラも定まった感が あり、殺陣もますます冴えた、充実の 楽しさに尽きる。2013/11/22
Mikey
1
勘兵衛いいね。腕が立ちそうにないのに次々と来る刺客の剣をなんとか掻い潜り倒す。倒されそうになると必ず邪魔が入り助かる。変わらずいくつものストーリーが絡み合っていて飽きない。しばらくこのシリーズから目が話せないか。2019/10/12