ファミ通文庫 鳴神の巫女―異能使いリプレイ

菊池 たけし/矢野 俊策/Ｆ．Ｅ．Ａ．Ｒ．【著】

エンターブレイン（2005/09発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 317p／高さ 15cm
• 商品コード 9784757724358
• NDC分類 798
• Cコード C0193

出版社内容情報

菊池　たけし［キクチ　タケシ］
著・文・その他

有馬　かつみ［アリマ　カツミ］
イラスト

内容説明

光あるところ、必ず闇あり。闇に澱む禍々しい気が変じ、人に仇なす“魔性”は生まれる。そんな魔を狩る超常の力を操る者…すなわち“異能使い”。平野和盛デザインによる本格伝奇ＴＲＰＧ『異能使い』リプレイ、堂々の文庫化！短編リプレイ二本を収録。

著者等紹介

菊池たけし［キクチタケシ］
通称きくたけ。テーブルトークＲＰＧ『ナイトウィザード』、『セブン＝フォートレス』シリーズのデザイナーにして、ライター。数多くのＴＲＰＧリプレイと誌上読者参加ゲーム企画（ほとんど美少女もの）を手がけてきた

矢野俊策［ヤノシュンサク］
ＴＲＰＧ『ダブルクロスＴｈｅ　２ｎｄ　Ｅｄｉｔｉｏｎ』（富士見書房刊）のデザイナー。大学時代にデビューし、その後Ｆ．Ｅ．Ａ．Ｒ．社に入社（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ちゃか]

異能使いという和のテイストがあるシステムをうまく見せたリプレイかなー。地図にも載らない村、因習と許嫁。これでもか、と盛り込んだ菊池たけしのリプレイ。もう一つは、サプリメントを採用した、妖怪やら夜族やらを混ぜたリプレイ。妖怪と人間の関係をうまく見せていたんじゃないかなー。

2014/01/16

[みやぎしのぶ]

きくたけさんはさすがだなぁ…、と思う。異能物ならでは、という話。矢野さんのリプレイも面白い。異能使い、いいシステムだと思うのですが、いかんせん、ダブルクロスとかぶっている（個人的には似て非なるものだと思うけれど）のか、ほとんどサポートされていないのがもったいない。

[akiu]

きくたけとクレバー矢野によるリプレイ1本ずつ収録。きくたけは相変わらずきくたけ節だなぁとしか。笑えるし面白いけど何のゲームをやっても同じに思える。矢野さんは追加サプリを踏まえた堅実な出来。どちらも佳作です。システム自体は現代伝奇・超能力モノで良く出来ていると思うけど、やっぱりダブクロ系の亜種という印象は否めない。真名や予感など、光る要素は結構ありますが、ニッチ的な突き抜けまでには至らない感じ…。

2010/02/10