- ホーム
- > 和書
- > 社会
- > 社会問題
- > マスコミ・メディア問題
内容説明
画面メディアは世界からの存在論的「退きこもり」を現実化する。その行き着く先に救済は見出せるか―気鋭の俊英による新しいメディア批判のアプローチ。
目次
序論 絵画から「便所の落書き」へ
第1章 慈悲なきメディアとしてのテレビ―なぜテレビ画面には不幸な出来事ばかりが映し出されるのか(戦争報道の画面への「無関心」;残酷な映像と「お茶の間」の気楽さ;テレビは言語メディアである ほか)
第2章 映画は見る者を救済する―なぜ映画の画面だけが人間の幸福を映し出すことができるのか(テレビ画面と映画の画面;出来事の信じられる側面に光を当てること;“投影”=“投企”としての映画、棄却としてのテレビ ほか)
第3章 インターネットではなぜ人はかくも卑劣になれるのか
第4章 公共空間、あるいは世界へと現れることの喜び
著者等紹介
和田伸一郎[ワダシンイチロウ]
京都大学(人間・環境学)博士。1969年兵庫県神戸市生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。専門はメディア論、哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。