内容説明
天竺へ経を取りに行く、玄奘三蔵の弟子となり、お供をさせられることになった孫悟空。二番目の弟子となった猪八戒も加わり、西へ向かう一行の旅はつづく。しかし、その行く手には、さまざまな魔物や妖怪たちが、立ちはだかっていた。こわいもの知らずの孫悟空といえども、油断は禁物だ…。世界最強のファンタジー・アドベンチャー「西遊記」第3弾。
著者等紹介
斉藤洋[サイトウヒロシ]
1952年東京に生まれる。亜細亜大学教授。1986年『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞を受賞。1988年『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞を受賞。1991年「路傍の石」幼少年文学賞を受賞
広瀬弦[ヒロセゲン]
1968年東京に生まれる。絵本、本の挿絵などを数多く手掛ける
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感想・レビュー
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ちぐ
29
沙悟浄も弟子に加わり、一行の旅も賑やかに。それぞれの個性がぶつかり合って会話や物語自体に張り合いが出てきて面白くなってきた。最後の入り婿談義で観音様に試された一行。それまでも妖怪に敏感に反応し、師匠を守る気持ちは格段に強くなっていたが、その事で悟空が三蔵法師を完全に師匠として信頼し、天竺までなにがなんでも守り抜くとの固い意志が強く見られた気がする。そんな悟空にグッときたところで3巻終了。2016/02/28
七色一味
17
読破。★★★☆え、沙悟浄、カッパ違うんかい!⭐️と言うことで、玄奘三蔵と(愉快な)仲間に沙悟浄が加わりました。なぜか沙悟浄は、ドリフの仲本工事さんのイメージが(笑)それはともかく、観音様にくってかかる悟空の長口上。圧巻のページ越えに、竹をスッパリ縦に割ったような(ちょっと違うか?)漢気を感じました。悪戯っけがあって、慢心で、でも、それに見合うだけの中身の成長も感じられて。うん、悟空、イイ感じになってきてます。2023/02/21
まるりー
14
沙悟浄、登場。役者が揃いました!玄奘三蔵のちょっと頼りないところにクスッとしつつ、これからが楽しみです♪2015/06/08
ちょび
4
沙悟浄も仲間に入りよりパワーアップ!悟空が旅の初めよりも三蔵の事や他の妖怪の事とか色々と慮るようになったのに感動。これからの旅がより楽しみです。2014/10/24
pen
4
3冊目でついに沙悟浄登場。相変わらずの観音菩薩と悟空とのやりとり。笑わせられます。それにしても悟空の三蔵法師への想いはすごいな。相変わらずの面白さ☆斉藤洋クオリティ素晴らしいです。この勢いに乗って4巻へ!!2014/10/24
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