内容説明
鎖国から開国へと向かう大きな時代の流れを、人びとはどう感じていたのか。情報操作により民衆心理のコントロールをはかった幕府、独自に情報を入手した村人たちを通して、異国情報を求め奔走した幕末日本の姿を描く。
目次
日本人と異国文化―プロローグ
黒船以前の対外関係
黒船以前の対外意識の変化
黒船来航と幕藩権力の対応
黒船をめぐる海防と村人―江戸湾を中心に
黒船情報の伝播と対外意識の形成
黒国船がもたらしたもの―エピローグ
著者等紹介
岩田みゆき[イワタミユキ]
1958年、島根県に生まれる。1985年、お茶の水女子大学大学院修士課程修了。青山学院大学文学部助教授・博士(人文科学)
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