歴史文化ライブラリー<br> 天皇陵の近代史

歴史文化ライブラリー
天皇陵の近代史

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  • サイズ B6判/ページ数 202p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642054836
  • NDC分類 288.46
  • Cコード C0320

出版社内容情報

天皇・皇族などの墓地=陵墓は、風雲急を告げる幕末期、尊皇攘夷の嵐の中で被葬者が決められていく。それはなぜか。宇都宮藩による文久の修陵、なかでも神武天皇陵の創出を通して、聖地確立への道程を追究。揺れ動く天武持統天皇陵の決定、また巨大古墳と村の生活、そして崇りなど民衆との関係にも注目し、陵墓をめぐる問題に様々な角度から迫る。〈主な目次〉今日の陵墓問題―プロローグ/文久の修陵(宇都宮藩と文久の修陵/戸田忠至と文久の修陵)/神武天皇陵の創出と「浄・穢」の廟議(神武天皇陵の創出/「浄・穢」の廟議)/村落と陵墓―山林と用水溜池―(山林の利用/溜池としての役割)/陵墓の祟り 掘ってはならない塚・山・陵(祟りの研究/盗掘と聖地)/天武持統天皇陵の改定―陵墓比定の根拠―(二つの天武持統天皇陵/見瀬丸山古墳と陵墓参考地)/県令たちの発掘 税所篤と楫取素彦(税所篤と仁徳天皇陵/楫取素彦と豊城入彦命墓/明治期の陵墓)/陵墓・古墳研究の流れ―エピローグ/あとがき

内容説明

天皇・皇族などの墓地=陵墓は、風雲急を告げる幕末、尊攘の嵐の中で被葬者が決められていく。文久の修陵、神武天皇陵の創出、揺れ動く天武持統天皇陵、陵墓と村・崇りなど民衆との関係を探り、さまざまな問題に迫る。

目次

文久の修陵
神武天皇陵の創出と「浄・穢」の廟議
村落と陵墓―山林と用水溜池
陵墓と祟り―掘ってはならない塚・山・陵
天武持統天皇陵の改定―陵墓比定の根拠
県令たちの発掘―税所篤と楫取素彦

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

katashin86

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古代古墳の天皇陵比定が裏づけの甘い、学術的に正確ととうていいえないものであることは知っていた。この本でも、神武陵の「創出」であったり、天武持統陵と見瀬丸山古墳の関係であったり、興味深いテーマをいろいろ取り上げている。2018/09/19

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