物語の舞台を歩く
平家物語

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  • サイズ B6判/ページ数 171p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784634224506
  • NDC分類 913.434
  • Cコード C0321

内容説明

『平家物語』を知っていますか。そう、日本人なら誰もが知っている、「祇園精舎の鐘の声…」の『平家物語』です。でも、誰もが連想する「無常観」などのことばのかげに、たくさんのドラマと謎がうもれていることは、意外に知られていないと思います。平清盛や源義経などの有名な人物も、無名の武士や僧兵や女性たちも、みな、隠された秘話の持ち主です。物語を知れば知るほど、新たなドラマが見えてくるとともに、それらの人びとにまつわる謎が深まってゆくでしょう。そして、物語の舞台となった各地をたずねれば、そこには、また新たなドラマと謎があなたを待っているはずです。本書は、そんな魅力的な世界に、あなたをご案内します。

目次

1章 清盛晩年の闘いをめぐる旅(六波羅と鹿ヶ谷―平家の栄華と鹿ヶ谷謀議の跡をたどる;園城寺から宇治・南山城へ―以仁王の挫折をたどる ほか)
2章 頼朝の再起を追う旅(伊豆を歩く―流人頼朝の跡をたどる;石橋山・真鶴から房総へ―頼朝挙兵の道をたどる)
3章 義仲の栄光と死をたどる旅(木曽から北陸へ―義仲上洛の跡をたどる;京都から大津へ―義仲討死への道をたどる)
4章 義経と平家の戦いを探る旅(神戸の史跡めぐり―福原京と一ノ谷合戦の跡をたどる;大阪から徳島を経て屋島へ―義経の屋島攻めをたどる ほか)
5章 女人の行方をみつめる旅(嵯峨野の小道―小督・祇王・横笛の物語をたどる;大原と東山の周辺―建礼門院の晩年をたどる)

著者等紹介

佐伯真一[サエキシンイチ]
1953年生。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専攻は日本中世文学。青山学院大学文学部教授
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